作業用・工事用ヘルメットのよくあるご質問をまとめました。
A. 作業内容に応じて3つの使用区分が定められています。

工事現場で使用されるヘルメットは、いずれも厚生労働省の『保護帽の規格』に適合して製造されています。
この『保護帽の規格』には使用区分があり、作業内容に適した区分に合格したヘルメットを選ばなくてはなりません。
[主な使用区分]
■一般的な工事現場: 「飛来落下物用」と「墜落時保護用」の両方に合格したヘルメットが必要です。
■電気工事: 「電気用帽子」に合格したヘルメットを着用しましょう。
[使用区分の詳細]
■使用区分:飛来落下物用
物体が飛んできたり、上から落ちてきたりした際の衝撃を緩和するためのヘルメットです。
■使用区分:墜落時保護用
万が一の転倒や墜落の際、頭部への衝撃を吸収・軽減するためのヘルメットです。
ヘルメット内部に衝撃吸収ライナー(樹脂製や発泡スチロール製)が入っているのが特徴です。
※足場やハーネスが使用できない状況下での墜落を想定した規格です。高所作業では必ずフルハーネス等の墜落制止用器具と併用してください。
■使用区分:電気用帽子
作業中の感電による危険を防止するためのヘルメットです(使用電圧7,000V以下)。
通電を防ぐため、帽体に通気孔がない仕様となっています。
※着脱式バイザー・スライド式ベンチレーションのヘルメットは、通気孔の有無にかかわらず電気工事に使用できません。
※ヘルメットが濡れていると感電する恐れがあります。よく乾かしてからご使用ください。
A. 使用されている樹脂によって、性質が大きく異なります。

工事用ヘルメットは、大きく分けて4種類の樹脂で製造されており、それぞれ得意・不得意があります。
作業環境(熱の有無、電気、薬品の使用など)に適したヘルメットを選びましょう。
■ABS樹脂製ヘルメット(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)
比較的安価で加工性に優れ、最も普及している素材です。
- 特長:耐電圧性能に優れています。
- 注意:高熱環境(溶鉱炉付近など)には不向きです。また、有機溶剤や薬品には弱い性質があります。
■PC樹脂製ヘルメット(ポリカーボネート)
強度が高く、耐電圧性能・耐熱性・耐候性にも優れた高品質な素材です。
- 特長:耐衝撃性が非常に高く、透明性が高いためバイザーやシールド面にも使用されています。
- 注意:ABS樹脂と同様、有機溶剤や薬品には弱いため注意が必要です。
※耐候性:太陽光や風雨などの自然環境による劣化に耐える性質。
■PE樹脂製ヘルメット(ポリエチレン)
耐薬品性に特化した素材です。
- 特長:酸やアルカリ、有機溶剤などの薬品に強く、電気絶縁性にも優れています。
- 注意:熱に弱いため、高熱環境や溶接作業には適していません。
■FRP樹脂製(繊維強化プラスチック)
ポリエステル樹脂にガラス繊維を混ぜた、非常に堅牢な素材です。
- 特長:耐熱性・耐候性・耐薬品性のすべてにおいて優れており、劣化しにくいのが特徴です。
- 注意:耐電圧性能はありません。感電の危険があるため、電気工事には絶対に使用しないでください。
※ガラス繊維を含む素材の特性上、表面に微細な凹凸があり、価格は他の樹脂に比べ高めです。
保護帽の材質別比較表
| 性質 | 帽体の材質 | 性 能 詳 細 | 備 考 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 耐燃・ 耐熱性 | 耐候性 | 耐電圧 性能 | 耐溶剤 薬品性 | |||
| 熱硬化性 | FRP製 | ◎ | ◎ | ✕ | 〇〜◎ | 耐候性、耐熱性には優れるが電気用帽子としては使用出来ない |
| 熱可塑性 | ABS製 | △〜〇 | △〜〇 | 〇〜◎ | ✕〜△ | 耐電圧性能には優れるが、高熱環境での使用には不向き |
| PC製 | 〇〜◎ | 〇〜◎ | ◎ | ✕〜△ | 耐候性はABSよりも優れているが、溶剤、薬品等には不向き | |
| PE製 | ✕〜△ | 〇 | 〇〜◎ | 〇〜◎ | 有機溶剤系の薬品を使用する環境には最適 | |
※スマホの方は表を左右にスクロールしてご覧ください
◎:特に優れている / 〇:優れている / △:やや劣る / ✕:劣る
A. 材質により異なりますが、3年~5年が目安です。

日本ヘルメット工業会では、安全確保のため以下の期間内での交換を推奨しています。
- ABS・PC・PE樹脂製: ご使用開始から3年以内
- FRP樹脂製: ご使用開始から5年以内
※上記はあくまで「異常がない場合」の目安であり、保証期間ではありません。
ヘルメットは時間の経過とともに性能が低下し、見た目以上に樹脂の劣化が進んでいる場合があります。
使用状況や保管環境によって寿命が短くなることもあるため、早めの交換をおすすめします。
- 一度でも大きな衝撃を受けたものは、外観に傷がなくても直ちに使用を中止してください。
- 内装(ハンモック・あごひも)は消耗が早いため、1年以内の交換を推奨しています。
- ヘルメットの内側に「使用開始日」を記入したシールを貼り、定期的に期限をチェックしましょう。
劣化が進んだヘルメットは、いざという時に頭部を保護できません。
期限を過ぎたものは、お住まいの自治体のルールに従って廃棄し、新しいものへ買い替えをお願いいたします。
| 材質 | 交換の目安 |
|---|---|
| FRP製 (熱硬化性樹脂) | 使用期間5年以内 |
| ABS、PC、PE製 (熱可塑性樹脂) | 使用期間3年以内 |
| 着装体 | 使用期間1年以内 |
耐用年数を過ぎたヘルメットは、安全のため早めの買い替えをおすすめします。
▶ ヘルメットを買い替える(商品一覧へ)
A. 用途(使用頻度)により、3年〜6年が目安です。

折りたたみ式や防災用ヘルメットの交換時期は、その使い道によって異なります。
- 「作業用」として日常的に使う場合:ご使用開始から3年以内
- 「防災用」として未使用で備蓄する場合:購入から6年以内
【保管上の注意】
防災用として6年以上経過したものは、樹脂の経年劣化により、緊急時に十分な保護性能を発揮できない恐れがあります。
また、「直射日光が当たる場所」や「50℃以上になる車内など」での保管は避け、風通しの良い日陰で保管してください。
詳しくは、一般社団法人 日本ヘルメット工業会『保護帽を防災用ヘルメットとしてご使用のお客様へ』(PDF)をご確認ください。
| 用途(使用環境) | 交換の目安 |
|---|---|
| 作業用(日常使用) (携帯用として普段の仕事で使う場合) | ご使用開始から3年以内 |
| 防災用(備蓄・未使用) (いざという時のための保管) | 購入から6年以内 |
いざという時の「安心」のために、期限を過ぎたものは早めの買い替えをおすすめします。
▶ 防災ヘルメットを買い替える
A. 使用年月から数えて下さい。
ヘルメット製造業者からなる日本ヘルメット工業会では、使用年月からの保護帽交換目安をお願いしています。
交換の目安(耐用年数)は、製造年月ではなく、使用開始年月から数えてください。
少しわかりづらいのですが、工事用ヘルメットの内側には下の写真のような「使用開始年月の記入欄」が用意されています。
使用開始年月は忘れてしまいがちなので、ご使用頂く前に記入しておくと良いでしょう。
(シールのデザインは、製造メーカーごとに異なります)

A. 試験の結果で定めてますが、あくまで目安です。
交換時期(耐用年数)は、ヘルメット製造業者各社の試験結果をふまえて定めています。
ただし、法的な規制ではなく、あくまでも目安です。
その理由は、ユーザーによって使用頻度・取扱状況・保管方法などが異なるため、はっきりとした耐用年数を定めることができないからです。
買い直しのタイミングは、1年毎、2年毎、3年毎など事業者により異なります。
「保護帽取扱いマニュアル」に記載されている事前点検実施項目を確認頂いた上、耐用年数を迎える前の交換をおすすめします。
A. ヘルメットの「労検ラベル」を確認しましょう。


作業用・工事用ヘルメットの内側には、2種類のシールが貼られています。
「警告・注意ラベル」と「労・検ラベル」です。
「警告・注意ラベル」には、ヘルメットを取り扱いに関する注意事項が記載されています。
「労・検ラベル」には、製造業者・型式名称・帽体材質・使用区分などが記載されています。
ヘルメットの製造年月は「労・検ラベル」に記載しておりますのでご確認ください。
なお、上記参考画像の「労(2021・4)検」や「労(平17・5)検」の部分は、メーカーが検定を取得した年月です。
製造年月ではございませんのでご注意ください。
「警告・注意ラベル」と「労・検ラベル」は、工事用ヘルメットの情報をまとめた大切なシールです。
決して剥がさずにご使用ください。
A. ヘルメットが厚生労働省の検定に合格している証です。
「労検ラベル」は、厚生労働省「保護帽の規格」に適合した型式検定合格ヘルメットのみに貼られるシールです。
「労検ラベル」が貼ってないヘルメットは、法律(労働安全衛生法)で定めた作業現場に入場できません。

「労検ラベル」には下記の情報が記載されています。
- 保護帽の型式名称(品番・型番)
- 帽体材質
- 検定取得年月
- 検定合格番号
- 製造業者名
- 製造年月
- 使用区分
厚生労働省の定める「保護帽の規格」は、頭部の安全を確保するための最低限の基準を定めたものです。
保護性能には限界があり、「労検ラベル」は絶対的な安全性を保証するものではありません。
作業用・工事用ヘルメットのご使用には最大限の注意を払い、常に安全な作業をするよう取扱説明書に従ってください。
A. 耐衝撃性能が高いからです。

上のグラフは、「着用なし」、「飛来・落下物用」、「墜落時保護用」の3パターンで頭部にかかる衝撃を比べた結果です。
■転倒時の頭の高さ30㎝
[ヘルメットを被らない場合]
わずか30㎝の高さでも1,800kgfの衝撃がかかります。これは頭蓋骨骨折を引き起こすほどの数値です。
■転倒時の頭の高さ100㎝
[飛来・落下物用ヘルメット]
衝撃吸収ライナーが入ってないため、頭部に1,600kgfの衝撃がかかってしまいます。
これは、厚生労働省が定めた基準を大幅に超えた衝撃で、頭部外傷や頭蓋骨骨折を引き起こす恐れがあります。
[墜落時保護用ヘルメット]
厚生労働省が定める目安を下回る750kgfです。
衝撃吸収ライナーが備わっているため安全性が最も高く、「飛来落下物」に比べて2倍の効果があります。
厚生労働省では2mに満たない作業(トラック荷役・脚立の上)などでも「墜落時保護用」ヘルメットの着帽を求めています。
A. 衝撃吸収材です。

工事用ヘルメット内部に備わっている発泡スチロールは、頭部を保護するための大切な衝撃吸収材です。
発送用の緩衝材ではないので、取り外さないようご注意ください。
A. 樹脂製ライナーが備わっていれば安全です。

発泡スチロールがなくても、樹脂製衝撃吸収ライナー入りのヘルメットなら同等の安全性があります。
※厚生労働省の保護帽規格『墜落時保護用』合格品
樹脂製ライナーは、発泡スチロールが無いため風通しが良く、洗いやすいのが特長です。
各メーカーから様々なタイプが発売されたこともあり、買い替えのタイミングでお選びいただくことが増えています。
メーカー別では、下記商品が該当します。
⚠️注意事項⚠️
樹脂製ライナー入りヘルメットは、厚生労働省の保護帽規格『墜落時保護用』合格品のため高所作業でもご利用いただけます。
ただし、一部ゼネコンによっては「発泡スチロールが入っていない」という理由で入場を断るケースも稀にあるそうです。
もし不安がございましたら現場責任者様への事前確認をおすすめします。
※ヘルメット内の労検ラベルに『飛来落下物』『墜落時保護用』の記載があります。
なお、発泡スチロール・樹脂製問わず衝撃吸収材の無いヘルメットは、『墜落時保護用』に合格していません。
そのため、工事現場に入場できない可能性が高いのでご注意ください。
A. 工事現場ではご使用できません。
軽作業帽は、国家検定規格外商品です。
「保護帽」の着用を義務付けられた作業にはご使用頂けませんのでご注意ください。
軽作業帽は、飛来落下物や墜落する恐れがない作業環境で頭部を守るためのものです。
主に自動車や電気製品などの工場でご使用されております。
※例:自動車工場の組み立て作業、機械装置の組み立て・調整作業、運送業の集配拠点の荷の積み卸し作業等
A. いいえ、ご使用できません。
自転車用ヘルメットと工事用ヘルメットは、安全基準がまったく異なります。
(保護範囲、衝撃吸収性能、あごひもの強度など)
工事用ヘルメットは自転車用ヘルメットの代わりになりません。ご使用はおやめください。
A. 溝付きは雨対策、溝なしは粉塵対策です。

「溝付き」は周囲のくぼみが”雨どい”の役割を果たすため、降雨時に水滴が顔にかかりにくくなる効果があります。
「溝なし」は周囲にくぼみがないため、粉塵などが溜まりません。
多くの事業者さんには、「溝付き」ヘルメットをお選び頂いております。
ただし、解体業やボード工事など粉塵作業が多い事業者さんの中には、「溝なし」ヘルメットをお選び頂くこともございます。
ただし、すべての解体業者さんが「溝なし」をお選びになるわけではございません。作業内容に併せてお好きな方をお選びくださいませ。
A. 主に、通気孔付きは蒸れ対策、通気孔なしは電気工事対応です。

[通気孔付き]
メリット :ヘルメット内部の熱や湿気を逃がしやすいため、頭が蒸れにくい。
デメリット:雨の日には通気孔から雨水が侵入することがある。*
※雨天のご使用時には、大きめの帽子が付属しているヘルメット対応作業用レインウェア(カッパ)のご使用をおすすめします。
[通気孔なし]
メリット :電気工事にご使用頂けます。(使用電圧7,000V以下)*
デメリット:ヘルメット内部に熱や湿気がこもりやすい。
※通気孔なしでも「着脱式バイザー」や「FRP樹脂製」等、一部のヘルメットは電気工事に対応していません。
ご購入前に必ずご確認ください。
一般的には、蒸れにくい「通気孔付き」のヘルメットをお選び頂くことが多いです。
ただし、解体業やはつり工事など粉塵が多い事業者様は、あえて「通気孔なし」お選び頂くこともございます。
通気孔の穴が開いていると、細かな粉塵がヘルメット内部に入り、髪の毛が真っ白になってしまうためです。
A. デザインのデータや画像をお送りください。
■画像やデータがある場合
ロゴマーク等のご入稿は、Adobe Illustratorのaiファイルが最適です。
なお、フォント・ロゴ等はすべてアウトライン化し編集可能な状態で保存して、「お問合せフォーム」か「メール」でご連絡ください。
また、aiファイルのご用意が難しい場合は、PDF・JPG・PNG等でもご対応可能です。
※WordやExcelのデータは書体がパソコンに依存するため文字化けする場合があります。PDFなどに画像化してお送りください。
■紙資料やCD-ROMがある場合
紙資料やCD-ROMをお持ちでしたら、直接実店舗までお持ち込み頂いても結構です。
(同時に打ち合わせをご希望の場合は、必ず事前にご連絡くださいませ)
■使用中のヘルメットと同じようにしたい場合
ご使用中のヘルメットの写真をお送りください。
なお、写真から型を起こすため、斜めから撮影すると正確に再現できない場合がございます。
なるべく水平垂直を意識して撮影いただきますようご留意くださいませ。
■手書きで依頼したい場合
製版担当者が確認し、比較的シンプルなデザインでしたらご対応できます。(難しい場合はお断りすることもございます)
なお、お客様のご都合で修正が繰り返される場合は、ご注文の前に修正料金を頂戴することがございます。
A.「Co., Ltd.」「Ltd.」「Inc.」がおすすめです。

名入れ加工を希望の事業者様から、「会社名を英語にしておしゃれでスマートにしたい」というご相談をいただくことがあります。
例えば「株式会社浜田」なら、「HAMADA Co., Ltd.」や「HAMADA Inc.」といった表記です。
会社名を英語表記にする場合、「Co., Ltd.」「Ltd.」「Inc.」等を使用できます。
日本の法人格(株式会社・有限会社)を英語にする際、法律で厳格な決まりはなく、どれを選んでも法的な優劣はありません。
自社のブランドイメージや、HP・SNS・メールアドレス等の表記に合わせて選ぶと良いでしょう。
【Co., Ltd.】(Company Limitedの略)
日本企業で最も一般的に使われる表記です。信頼感や堅実さを重視する場合におすすめです。
過去の加工実績では、こちらを選ぶ事業者様が多いです。
例)Nintendo、SECOM、CASIO
【Ltd.】(Limitedの略)
「Co., Ltd.」をさらに短縮した形です。
誠実さを保ちつつ、モダンなイメージを両立させたい場合に最適です。
文字数が少ないため、ヘルメットに印刷する際に社名をより大きく印刷できるメリットがあります。
例)セブン銀行、住友電気工業、TOTO
【Inc.】(Incorporatedの略)
アメリカ系企業に多く、スマートな印象があるのが「Inc.」です。
例)Apple、Google、Meta、Amazon、Tesla
A. 「弊社定番色」「近似色」「DICカラー番号」のいずれかでご対応します。
基本的には「弊社定番色」もしくは「近似色」で印刷いたします。
※画像と実際の印刷では色調に誤差が生じることがございます。あらかじめご了承くださいませ。
または、『DICカラー番号』でのご指定も可能です。
「DIC-1~DIC-654」、「DIC-2001~DIC-2638」からご指定くださいませ。
※「日本の伝統色」「フランスの伝統色」「中国の伝統色」は対応しておりません。
弊社定番色

A. 現在、お預かり(持ち込み)の名入れ加工は承っておりません。
加工場の都合により、現在お預かり加工は一切お断りさせて頂いております。
再開の予定もございません。
ご理解ご容赦のほどよろしくお願いいたします。
ヘルメットに関する詳しい情報は、以下のリンク先をご覧下さいませ。
→ 保護帽について(PDFファイルが開きます)
作業用・工事用ヘルメットについてのご相談は、お問い合わせフォームにて承っています。
お気軽にお問い合わせくださいませ。

