「墜落」というと、非常に高い所から落ちるイメージがありますよね。
工事現場なら、高層ビルの建築現場や大規模な化学プラント等を連想するかも知れません。
そんなイメージのせいか、「飛来・落下物用」のヘルメットで済まされている方も多いようです。
そこで、一体どれくらいの高所作業から「墜落時保護用」ヘルメットを着用されたほうが良いのか調べてみました。
墜落・転落事故者の多い作業
毎年、約2万人の方が、墜落・転落災害で4日以上の休業が必要となる怪我をされています。
このうち最も多いのは、はしご等からの転落(はしご、脚立、作業台)、次に多いのがトラックからの転落です。
毎年1万人近く(全体の約半分)の方が、これらの原因で墜落・転落事故に遭われている事が分かりました。
また、「はしご等」からの墜落・転落死亡災害では、頭部の負傷が圧倒的に多く、
死亡された方の9割近くが墜落時保護用ヘルメットを着用していなかったとのことでした。
「トラック」の墜落・転落死亡事故(荷役作業時)では、7割近くがヘルメット自体を着用しておらず、
また、着用していても飛来防止用であったり、あご紐を留めていなかったりするケースも多かったようです。
厚生労働省が推奨するのは「高さ○m未満」
このような現状を踏まえ、厚生労働省は次のように呼びかけています。
”高さ1m未満の場所での作業であっても墜落時保護用のヘルメットを着用して、頭部の負傷を防ぎましょう。”
かなりの作業が当てはまりますよね(汗)
もし足を踏み外した場合「尻餅ついた」では済まない場所なら、「墜落時保護用ヘルメット」の選択が無難です。
高さ1mから転倒した場合の衝撃吸収効果は、「飛来・落下物用」と「墜落時保護用」で2倍以上の差が出ています。
ちなみに、現在の作業用・工事用ヘルメットが「墜落時保護用」ヘルメットかどうかは、内側のラベルを見て頂くと分かります。
このようなラベルに「墜落時保護用」と記載されていればOKです。
トラックの荷役作業時にお薦めな墜落時保護用ヘルメット
荷役作業時にサッと着用、運転時にサッと外せる軽さ
トラックの場合、運転時と荷役作業時で着脱を繰り返されている方も多いと思います。
着用時・脱着時のストレスは、ヘルメットの重量が軽ければ軽いほど軽減が期待できます。
そこで、トラックの荷役作業には業界最軽量の『軽神』をお薦めします。
★業界最軽量★手に取ると「かるっ!」と声が出る超軽い工事用ヘルメット。首や肩が疲れにくいと好評です。
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はしご等の作業にお薦めな墜落時保護用ヘルメット
はしごや脚立で作業される造園業・塗装業等には遮熱タイプ
はしごや脚立で作業される現場の例として、造園業や塗装業、看板施工などがありますよね。
そういった業種の場合、屋外で作業される場面が多いことと思います。
夏場など、脚立の上での作業中に熱中症で頭がクラクラ・・・となっては本当に危険です。
ですから、はしごや脚立で作業される場合は、遮熱機能のある墜落時保護用ヘルメットがお薦めです。
こちらの『涼神』は、夏場の直射日光を浴びる屋外でも、遮熱樹脂により帽体内温度を12度低く抑えることができます。
★まとめ★ 夏の屋外作業に最適な涼しい洗える遮熱ヘルメットをまとめました。簡単に水洗いできて清潔です。
★まとめ★ 夏の屋外作業に最適な遮熱ヘルメットをまとめました。(発泡スチロール入りのみ)
最後に
どんなに筋骨隆々な方でも、うっかり踏み外して頭を強打してしまうと、大事故になりかねません。
「自分ならこれくらいの高さで落ちても大したことないだろう」と過信せず、
1m未満の高さであっても「落ちたら尻餅では済まない人もいるかも」と思ったら「墜落時保護用ヘルメット」です。
ご自身の大切な命、大切なご家族を守るための「御守り」に、どうかご着用ください。
作業用・工事用ヘルメットのご購入をご検討の際は、お気軽にご相談くださいませ。