作業用・工事用ヘルメットも名入れ印刷も、様々なカラーバリエーションがあります。
名入れ色については、黒以外の色をお選び頂くことも時々あるのですが、
作業用・工事用ヘルメットの色に関しては白色をお選び頂くことがほとんどです。
そこで今回は、この白色ヘルメットに様々な名入れ色を重ね、雰囲気をご紹介したいと思います。
その前に、そもそもなぜ白色の作業用・工事用ヘルメットが最も選ばれるのでしょうか?
白い作業用・工事用ヘルメットが選ばれる3つの理由
理由1:高い視認性
視認性が高く、遠くからでもパッと見えるという利点があります。
バイク王さんが行った「夜間の安全と色彩に関する実証実験」によると、
様々な色の中で白色のヘルメットが2番目に目立ちやすいという実験結果が出たようです。
(ちなみに1位は蛍光イエローで、白色とは僅差です)
また、視認性の高さは背景とのコントラストに影響されることや、
白は光を反射しやすい色であることなどから、夜間の工事現場には特に効果的です。
理由2:熱を吸収しにくい
白色は光を反射するため熱を吸収しにくく、色付きヘルメットよりも帽体内の温度を低減させる効果があります。
作業用・工事用ヘルメットの製造メーカーである谷沢製作所さんの「ヘルメットに関わる熱中症対策」という報告書でも、
もっとも帽体内の温度を抑制させたカラーは白色、という実験結果となったことが書かれています。
(同じ作業用・工事用ヘルメットの白色・黄色・緑色・青色で実験)
よって、炎天下で長時間作業する可能性があるなど、過酷な現場の場合、
身体に負担のない色を選ぶとすれば、白色が一番良いという事になります。
理由3:清潔な印象
白色は清潔感のある色なので、職場やお取引先にクリーンな印象を与えます。
また、名入れ加工時には地色の影響を受けないので、美しく発色の良い印刷が可能です。
一方で、白色ヘルメットには次のようなデメリットもあります。
・汚れが目立ちやすい
白地なので、お手入れをしないと砂汚れや黒汚れが目立ってしまいます。
・変色しやすい
長期間使用していると、紫外線の影響により徐々に黄色みを帯びて変色してしまいます。
※ABS樹脂製、PC樹脂製の作業用・工事用ヘルメットは、使用開始から3年間が交換の目安です。
さて、本題の「名入れの色で雰囲気がこんなに変わる」に入っていきましょう!
名入れ色のイロイロ
まず、コーポレートカラーがおありのお客様の場合、その色を名入れ色に指定されることがあります。
コーポレートカラーとは、企業を象徴する色であり、業種や企業イメージ、姿勢などを表しています。
皆さんの会社ではコーポレートカラーを決められていますか?
色によって与えるイメージや持っている意味なども変わってきますから、
そういった点を踏まえて色選びをされると、より満足度の高い名入れヘルメットになると思います!
以下に、名入れ色の雰囲気と、色の特徴などを並べてみましたので、ご参考になれば幸いです。
濃紺:黒色から少し変化をつけたい場合は、濃紺をおすすめします。少し暗い場所だと黒っぽく見えることがあります。
紺色:濃紺よりもやや青みが強い色です。有彩色の中では重厚感があり、信頼感のある誠実な社風をお取引先に伝えます。
青色:清潔感があり、水や空気を思い出させます。
清掃施設工事、水道施設工事、防水工事、港湾工事、海岸工事、河川工事、管工事、下水道工事、空港建設工事関連の事業者様におすすめです。
えんじ色:やや黒っぽい赤系の色です。赤色よりも落ち着いた印象を与えます。
赤色:ヘルメットの白色に映えるので、お取引先や現場仲間に積極性や熱意をアピールできます。
オレンジ色:明るく朗らかで、親しみやすい印象があります。
コミュニケーションを大切にする企業様におすすめです。
緑色:穏やかな色で、森林をイメージさせます。林業、森林土木工事、造園工事 、公園工事等の業種におすすめです。
エコや環境に配慮した事業者様にも良いでしょう。
茶色:落ち着いた色で、土や木の印象があります。
土木一式工事 、農業土木工事、砂防工事、大工工事等、主に土木関連の事業者様におすすめします。
黄色:明るい印象を与える色ですが、白色のヘルメットですと色が沈み、視認性はあまりよくはありません。
金色:使い方によっては過剰に派手になってしまう色ですが、白色の作業用・工事用ヘルメットならさりげないおしゃれを演出できます。
銀色:洗練された色ですが、白地では見えにくいです。
「実は名入れされていた!しかも銀!」という隠すおしゃれを楽しみたい玄人向けでしょう。
印刷の色によって印象もだいぶ変わってきますよね。
皆さんは、どの色がお好みですか?
ご希望の色に限りなく近い名入れが可能です
既にコーポレートカラーがお決まりの場合も、お気軽にお問い合わせください。
約2500色もの中からお選び頂けますので、ご希望の色に限りなく近い名入れ加工が可能です。
もしご自分で色の確認と指定をしたい場合は、『DICデジタルカラーガイド』という無料アプリがおすすめです。
使用中の作業用・工事用ヘルメットに印刷されたロゴや名刺をスマホで撮影して、同じ色を探すこともできます。
※端末ごとの色味の違いにはご注意ください。
いかがでしたでしょうか?
同じ白いヘルメットでも、印刷の色ひとつ変えるだけでだいぶ印象が変わりますよね。
名入れ加工は、会社の雰囲気や想いを周囲にさりげなく伝える手段のひとつです。
スタンダードな黒色の印刷ももちろん良いですが、
そっと自社の存在感をアピールできるような色を選んでみても良いかもしれませんね。
画像加工に使用したヘルメットはこちら。